Sonokoの本音

仕事は採用関係。仕事やプライベートの日々の本音。

面談後にまた話したがる奴は転職成功しない

2時間もかけて自己分析してあげて、

強みを棚卸して、方向性を作ってあげ、

職務経歴書を代行作成し、おすすめ求人を紹介して

「やる気になりました!」って意気揚々と帰った数日後、

 

「ごめんなさい悩んでいることがあってえ~(><)

再面談お願いできませんか~?(><)

私やっぱりこの道でいいのか自信がもてなくなってえ~(><)

本当にその道って私を幸せにしてくれるのかなとか(><)

受けても落ちたらどうしようとか(><)

現職にもお世話になったし(><)やめていいのかとか(><)

でも一生続けられないし(><)不安になっちゃってえ(><)」

 

って言う奴のために、タイムマシンを用意してあげたい。

それか全員ボイレコ必須で何度も私の面談を巻き戻して聞け。

 

「再面談お願いします」っていうのは、つまり、

「未来が分からなくて行動するのが怖いから、

アドバイザーのお前が、

私にやる気が出るまで励ますか、

転職しなくていいんだって安心させろ、不安も悔いも取り除け」

ってことだろ?そうだろ?

 

こういう奴は、アドバイザーのことを魔法使いか占い師か神様だと思ってる。

要望を言えば、興味がある分野で年収アップの、必ず合格できるホワイト企業

1社、きらきらきら~って出してくれるはずって。

 

何万社もある企業の内部事情をすべて把握していて、

あなたにぴったりなのをわかっているわけ、ないやろ。

 

アホか。

 

お前ら、大抵「業界も職種もどうしたらいいか分からない」って

言って来るやろうが。

 

この、検索すればいくらでも情報にアクセスできる時代に、

アドバイザーなんて介さなくても沢山の答えにたどり着ける時代に、

何を信じていいか分からなくて来ているやろうが。

情報の取捨選択能力がないんや。

 

とりあえず1社選んで働いてみたら、

求人票に働き方や年収を裏切られたのか、

社風・人間関係が最悪だったのか、

評価がワンマンだったり年功序列だったりジョブローテがなかったのか、

業務内容にとにかく適性がなかったのか、しらんけどさ、

 

自分の選び方って違ったのかもって思ったから来たんでしょう。

 

たった一個の答え、教えてくださいじゃなくて

私のための仕事の選び方、教えてくださいや。

あなたが今後も自分で見つけられるようにならないと意味がないの。

 

自分がどういうタイプで

何を好み 何が嫌いで 何が得意で 何が苦手で

どういうときに喜びを感じ モチベーションに繋がりやすく

何があると萎え 苦痛を感じ

どういうときにやめたいと思い それでもやめないのはどんなときか

どういうことを決定打にすることが多くて 誰に影響されやすいか

ほしいスキルは何で どんなことが実現可能な自分になりたいか

 

分かる?これはテストの答えの話じゃないの

あなた自身のことなの

人生は一問一答じゃないんです

その複雑さがお前にわかるか~!?

 

転職なんてのはな、人生の色んな節目節目にぶちあたる問題のうちの

ひとつでしかないんだよ

 

枝葉なわけ 幹じゃないわけ

 

だから自分がまずどんな人なのかを知る。

何を求めているか知る。

これは自分じゃ分からんからプロに分析してもらいなさい。

 

そのうえで、どんな業界や職種なら叶うか

ざっくり方向付けをして、あとはその分野の会社に行って確かめてみる。

 

確かめるっていうのは 、面接で

最後の逆質問で沢山質問するってことやで。

記者のつもりで、取材してきなさい。

何質問したらいいか分からない奴のために、また別途記事用意します。

 

「えーっ!面接でそんなに色々聞いていいんですか!」って言い返してくる奴も

いるけどな、

 

くちごたえすな、こっちは転職でごはん食べてんだよ。

ためにならないことはアドバイスしない。

 

面接は試験じゃないんだっつの。

一方的にジャッジされる場じゃなかろうが。

 

お互いにお見送りにしたり辞退したりバトル繰り広げるやろ。

企業も候補者も対等なんだよ。

 

雇用している人と労働者が対等なのと一緒だよ。

にこにこして「第一志望です!」だけ言って帰ってこない。

未来の会社なんだから、そこでしっかり質問してくる!

知識蓄える!それがあなたの判断材料になる!

 

そもそも面接は何を言えば合格っていうのはない。

どんなに準備しても社風ミスマッチで落とされたり、

辞退することもある。だってお見合いだから。

 

部活選びに似てるかもね。

いろいろ見に行くじゃん。

 

野球部の人、吹奏楽部に入らないでしょ。

それぞれ雰囲気ってあるじゃん。そんな感じ。

 

 

 

 

行動できない人は、面接という情報収集に行けない人は、永遠に、

これでいいのかなってもやもやしたまま

人生をスヌーズし続ける。

 

よく永遠に決意表明している人っているよ。

面談だけは何回もくる。担当者を変えて。エージェントを変えて。

 

その面談を1回にして、2回面接に行けば1社内定出てるのになって思う。

時間配分と優先順位付けがおかしいんだよね。

 

と、いうわけで行動は他でもない自分のために、するべきです。

でもここまで懇々と言っても「分かっているんだけど…」ってなる人も多い。

 

そういう人は、面談だけでは掘り下げられなかった過去の根深い部分に

人間不信を抱えていることも多い。

 

自分ではうまくいかないことが分かっていて、

人は誰も信用できないってあらかじめはっきり思っている場合は

闇の住人になるから、エージェントのところまで浮上してこないんだけど、

 

誰かに導いてほしいのに、導いてくれそうな人のことを

信じたくても信じられないっていうループを繰り返す人は、一生面談。

ほんと勘弁。本気で転職したい人がアドバイザーと面談してほしい。

予約とれなかった人かわいそう。

 

でもこれはもはやエージェントの領域では救えないので、

医療やカウンセラーとかと一緒に長い時間かけてやっていかないと

正直難しい。時間がかかる。

 

そしてこういう人は苦しんだあげく意外と簡単なところで

とりあえずの仕事を近場で1社、自己応募でぽんっと決めたりする。

そうなのよ、その気軽さが大切なのよ。

それを、最初のエージェントとの転職活動するときに、書類応募の時点で発揮してくれれば、もっといいところに決まるんだけどな。

 

しかもこういう「適当に決めた暫定的な職場」って意外と長続きしてたりするのよね。2~3年くらい。結局また自己実現求めて転職はするけど。

 

「一生」とか「次で絶対幸せにならなくちゃ」とか思わないほうが、

「いつかやめるかもな~」くらいのライトタッチのほうが、続くのよ。

 

一生って思えば思うほど、ちょっとしたイライラを定年までの何十年分掛け算して、

「こんな思いし続けるなんて無理!」って爆発するのよ。

 

やめてやるって思えば続く仕事もあるのよ。

だってやめる職場のこと、許せるじゃない。未来、関係ないんだもん。

もっといいところに行けるように職務経歴書を書きながら、スキルアップしながら

仕事していけばいいのよ。

 

まあいろいろ書いたけど、今日これを読んだあなたがもし今の仕事にもやもやしていて

転職すべきか悩んでいたら、

 

「転職しない」って思ったときに、自分の心に何が残るか向き合ってほしい。

 

そして、やっぱり何かあるなら、エージェントと一緒に

自分にぴったりな「選び方」探してみてね。

 

受かり方とか、決め方はまたそのあとのお話。

 

本日もお読みいただきありがとうございました。